介護福祉士は「いい話を聞いた」で命を養う。

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先日、デイサービスの管理者の方向けに介護福祉士の講演をさせていただく機会がありました。 私は一生懸命にしやべりました。 なぜなら、お年寄りは入所が必要になる前に「老いること」「死ぬこと」「生きること」についてしっかりと考えたり、学ぶ必要があるからです。そういった機会を経ずに施設に入所させるお年寄りは、その時になって自分の変化を受け止めきれま せん。 介護福祉士として高齢者福祉の仕事でいちばん大変なことって何ですか。あるときそう聞かれて、私はとっさに、 「お年寄りが、なんの知識もなくお年寄りになってしまうことです」 と答えました。これは本当にそうなんです。 脳梗塞で一気に生活環境が変わったり、いつの間にか深めてしまった認知症のために入所が決まって生活環境を一変させることでお年寄りは準備不足のままお年寄りになってしまいます。そこで経験する受け止めきれない変化や不安は「生きる力」をごっそりと奪います。お年寄りという苦境を迎える心づもりがある方とそうでない方とではケアの内容がまったく変わってしまうんですね。 だからこそ介護福祉士は、その手前のディサービスでは、「これから老いていくことは大変ですが、できる限り社会人の心でいられるよう今から考えてくださいね」ということを伝えていただきたい。そうじゃないと、 本人が頑張りきれずにつらいから。そんなことを伝えようと一生懸命にしゃべりました。

介護福祉士はもちろん、入所しているお年寄りに対してもその意識を求めます。 移動教室という「場」もつくりました。そこでおしゃべりや問いかけを中心にした気持ちのいい時問をつくりながら、明日のためになるなにかをひとつふたつ伝えるんです。するとそれは「生きていく」実感になります。 大切なことをした。 大切なことを知った。大切なことを思い描いた。 大切なことを思い出した。 小さなことでもいいんです。「今日はいいことをひとつ聞いたぞ」と思えれば、人問ってその一日やこれからの毎日に手応えを持てるんです。逆に、自分は「今日は何もなかった。明日以降も何もない」と思ってしまっては社会からはコースアウトしたことになってしまうんです。 介護福祉士は小さくてもいいから毎日つぼみをつけることです。 介護福祉士は心を枯らしてしまってはダメなんです。 そのためにはケアする人がいつも心に水をさし、太陽になって光をそそがないといけません。 そんな意識を介護福祉士みんなが持つことが、お年寄りの命の健康を最後まで守るんじゃないかと私は思います。

 


介護福祉士

コーラを飲むだけで生じる膨大な議論と虚しさ

介護福祉士は、どんな時でも口元には笑みを浮かべること

介護福祉士は、楽しいよりもうれしいをすることが重要

介護福祉士は、自分の健康に責任を持ってもらう。

介護福祉士は、頭の体操よりも心の体操を大切に

介護福祉士は「いい話を聞いた」で命を養う。

介護福祉士はひとりの社会人として接するべし

介護福祉士は今日一日を「特別な一日」だと考える。

介護福祉士は会話の質を高めるべき

介護福祉士は老人を高齢者という「服」を着ていると考えるべし

忘れてはいけない高齢者福祉施設における心のケア

悪質な介護福祉士紹介エージェントによる被害

高齢者の気持ちとケアプラン外の対応